洗剤がなくなったら買い物リストへ追加。朝の支度中はニュースを聞き、離れた家族にはエコー(Echo)で通話。夜は「おやすみ」の定型アクションで家の照明や音楽をまとめます。まずは画面なしの端末とWi-Fiで始められますが、洗面台の近くを避け、水しぶきや湯気が届かない乾いた置き場所が必要です。
「洗面所にまでエコー(Echo)を置くのは、さすがにやりすぎでは?」と思うかもしれません。筆者も、洗面所のために一台用意するというと、少し大げさに感じます。
それでも使ってみると、買うものを思いつくのが結構この場所なのです。洗濯洗剤がなくなったとき、その場で「買い物リストに追加して」と言える。朝の忙しい時間に、手を止めずにニュースを聞ける。こうした小さな使い道が、毎日の中で重なっていきます。
スマートフォンでも同じようなことはできます。筆者が快適だと感じるのは、スマホを取り出したりアプリを探したりせず、その空間で声を出せばすぐに答えてくれることです。
洗面所でできることと必要な機器
洗面所の家電を一式買い替える必要はありません。買い物リストやニュースだけなら、エコー(Echo)一台から使えます。家族との通話や寝る準備まで広げるときに、別室の機器を組み合わせます。
| やりたいこと | 使う機能・機器 | 最初に決めること |
|---|---|---|
| 日用品の買い忘れを防ぐ | エコー(Echo)の買い物リスト+アレクサアプリ | 買い物に持っていくスマホで同じリストを開く |
| 朝のニュースや天気を聞く | エコー(Echo)+対応する情報サービス | 聞きたいニュースと地域の設定 |
| 道路・電車の情報を聞く | 現在利用できる交通情報機能・対応スキル | 通勤経路や路線への対応と情報の更新状況 |
| リビングや子供部屋と話す | 別室のエコー(Echo)+呼びかけ | 部屋名と通話を受ける設定 |
| 「おやすみ」で家を寝る状態へ整える | 定型アクション+対応照明・音楽・スマートリモコン | 操作する部屋とBGMの再生先 |
声でのメモや連絡が中心なら、小さく置けるEcho Dotが候補です。時刻も見たい場合はEcho Spotと比較できます。音声通話にカメラは必要ありません。まず手持ちの端末を乾いた場所へ仮置きし、普段立つ位置から話しかけてみると、追加する価値を判断しやすくなります。
洗剤がなくなった瞬間に買い物リストへ追加する
洗濯洗剤を使い切って、「あとで買うものに書いておこう」と思ったまま忘れる。洗面所にエコー(Echo)があると、その場で用事を一つ終えられます。
「アレクサ、買い物リストに洗濯洗剤を追加して」
筆者宅でも、洗剤などがなくなったときのメモに使っています。買うものを思いつく場所と、メモできる場所が同じなので、別の部屋へ行くまで覚えておく必要がありません。
たとえば、歯磨き粉、シャンプー、ハンドソープ、洗顔料、ティッシュなども洗面所で残量に気づきやすいものです。「洗剤」だけで分かりにくければ「洗濯洗剤の詰め替え」のように、買い物中の自分が分かる名前で残します。リストへの追加はメモであり、Amazonでの注文ではありません。
- エコー(Echo)に「買い物リストに洗濯洗剤を追加して」と話しかけます。
- 買い物に使うスマートフォンで、同じAmazonアカウントのアレクサアプリを開きます。
- 「その他」から「リスト・メモ」を開き、「買い物」に追加されているか確認します。アプリの版により表示位置は異なります。
- 店で購入したものにチェックを入れ、次の買い物に残すものを整理します。
家族にも買い物を頼むなら、リストを見る方法を最初にそろえておくと便利です。「声で追加できた」だけで終えず、買う人のスマホに項目が見えているところまで一度試しておきます。
予定・リマインダーとリストの使い分けは、アレクサの予定・タスク管理で紹介しています。
入浴中にシャンプーの買い足しをメモしたい場合は、お風呂のスマート化も参考にできます。浴室へ持ち込むスピーカーの防水・防滴と、機種ごとの通話対応を分けて説明しています。
朝の支度中にニュース・天気・交通情報を聞く
顔を洗ったり身支度をしたりしていると、スマホの画面を触りにくい時間があります。こういうときこそ、声で頼むと音声で返してくれる良さを感じます。
「アレクサ、ニュースを聞かせて」
「アレクサ、今日の天気は?」
ニュースはアレクサアプリのニュース設定で、利用できる配信元やフラッシュニュースを確認できます。朝の支度に合わせ、短く聞ける内容から試すと続けやすくなります。天気に合わせて傘や上着を考えるのも、洗面所での追加の使い道です。
道路の渋滞や電車の遅延も、出かける前に音声で確認できると助かります。交通情報は、ニュースや天気と同じようにどの端末でも一律に聞けるとは限りません。道路の通勤情報と鉄道の運行情報では、利用する機能・サービスが異なります。
| 確認したい情報 | 導入時に試すこと |
|---|---|
| 道路の渋滞・所要時間 | 交通情報機能が利用できるか、出発地・目的地に対応するか、普段の経路の情報が返るか |
| 電車の遅延・運休 | アプリ内で現在提供されている運行情報スキルを探し、対象路線・必要な登録・呼び出し方を確認する |
以前の紹介記事に載っているスキルが、今も提供されているとは限りません。本記事で確認した範囲でも、一部の鉄道情報スキルは現行の掲載を確認できませんでした。交通情報を目的に端末を追加する場合は、先に手持ちのアレクサ環境で、普段使う地域・路線の情報が聞けるか試すのがおすすめです。
対応するサービスが見つからない場合や、詳しい迂回経路が必要なときは、地図アプリや鉄道会社の公式運行情報を使います。ニュースは音声で聞き、交通情報は出発前にスマホで見る、という組み合わせでも朝の手間は減らせます。
水音やドライヤーの音で聞き取りづらいときは、音が止まったタイミングで短く話しかけます。声が届くことを優先して、端末を洗面台へ近づけないようにします。
洗面所からリビングへ通話。起きない子供にも声をかける
身支度をしている途中に、リビングの家族へちょっと聞きたいことがある。なかなか起きてこない子供に、声をかけたい。筆者宅では、こうした場面でも部屋ごとのエコー(Echo)が便利です。
LINEで送るほどでもない短いやり取りなら、相手の部屋へ「呼びかけ」でつないで話せます。「起きた?」「今行くよ」と返事を聞けるので、一方通行のアナウンスとは使い方が違います。
「アレクサ、リビングに呼びかけて」
「アレクサ、子供部屋に呼びかけて」
端末名を「リビング」「子供部屋」などにそろえ、コミュニケーションと呼びかけの設定を有効にしておきます。呼びかけは、許可した相手からの接続が着信への応答操作なしで始まる機能です。家族で使う時間帯を決め、洗面所・脱衣スペースでは音声だけで使うと扱いやすくなります。
設定とアナウンスとの違いはエコー(Echo)を内線電話として使う方法、朝の声かけや家族の連絡は子供部屋のスマート化へまとめています。
一日の最後は「おやすみ」で家の寝る準備をまとめる
筆者宅でよく使うのが、定型アクションの「おやすみ」です。夜の身支度が終わったら、洗面所にいても、ほかの部屋にいても、この一言で寝る準備をまとめます。
| 筆者宅でまとめていること | 定型アクションで指定する対象 |
|---|---|
| リビング・ダイニングの電気を消す | それぞれの対応照明・照明グループ |
| 音楽を止める | リビングなど、就寝前に止めたい再生端末 |
| プロジェクターを片付ける | 対応する電源オフ操作や電動スクリーンの収納操作 |
| 寝室の間接照明をつける | 寝室の照明と寝る前に使う明るさ |
| 睡眠BGMを流す | 寝室のエコー(Echo)と普段使う音楽サービス |
ここで便利なのは、話しかけた部屋と、操作する部屋を分けられることです。洗面所で「おやすみ」と言い、寝室に行くと間接照明がついていて、睡眠BGMも流れている。各部屋を回って操作する用事を減らせます。
プロジェクターの「片付け」は、本体の電源を切る、対応する電動スクリーンを収納する、といった操作です。本体を棚へ運ぶ作業まで自動になるわけではありません。通常のリモコンで行う終了操作を使い、機種ごとの冷却手順に従います。電源をスマートプラグでいきなり遮断する方法は使いません。
赤外線リモコンの機器をまとめる場合は、SwitchBot HubやNature Remoなどのスマートリモコンが候補です。置く場所は操作したい機器へ信号が届くリビング側でよく、洗面所にハブを置く必要はありません。対応照明だけで始めるなら、プロジェクターの操作は後から追加できます。
機器ごとの登録と電動スクリーンの組み合わせは、プロジェクターを定型アクションで操作する方法を参考にできます。
「おやすみ」を設定するときは、操作先と再生先を固定する
普通に「おやすみ」と話しかけるだけで、家中の機器が自動で登録されるわけではありません。最初にアレクサアプリで、自宅の機器を使った定型アクションを作ります。
- 照明やスマートリモコンをアレクサへ連携し、一つずつ点灯・消灯などができる状態にします。
- 「その他」→「定型アクション」から新規作成し、音声での開始フレーズを「おやすみ」にします。
- 最初は「寝室の間接照明をつける」「リビングの照明を消す」など、分かりやすい二つの操作を登録します。移動する通路が暗くならない順番にします。
- リビングなどの音楽を止める「オーディオを停止」と、対応するプロジェクターの終了操作を追加します。止める端末や機器を個別に指定します。
- 最後に睡眠BGMの再生を追加し、出力先を「寝室」の端末に固定します。再生する音源や音量も、寝室で試して決めます。
- 保存したあと、洗面所と寝室からそれぞれ「アレクサ、おやすみ」と話しかけ、同じ機器が動くことを確かめます。
複数の端末から使う場合は、同じAmazonアカウントで利用する構成を基本にします。音楽の出力先を「話しかけたデバイス」のままにすると、洗面所で睡眠BGMが流れてしまいます。就寝用のBGMは寝室へ固定し、別室の音楽停止を先に実行すると、意図した動作にそろえやすくなります。
音楽サービスや定型アクションの画面によって、選べる項目や再生条件は異なります。好きな曲・プレイリストの指定に有料プランが必要な場合もあるため、普段使える音源で組み立てます。停止の設定は定型アクションで音楽を止める方法、夜の照明と音楽は寝室のスマート化で詳しく紹介しています。
濡らさない置き場所を先に決める
エコー(Echo)を洗面所で使うときは、機能選びより先に置き場所を決めます。Echo Dotなどは水まわり用の防水スピーカーではなく、Amazonの安全案内でもシンクなど水の近くで使わないよう案内されています。
洗面ボウルの横や浴室の出入口を避け、水しぶきや湯気が届かない乾いた棚が前提です。本体だけでなく電源アダプターも濡らさず、付属のアダプターで接続します。洗濯機の上は振動で動いたり落ちたりするため、別の安定した場所を使います。
十分に離せる場所がなければ、洗面所に隣接した廊下の棚から声が届くか試す方法もあります。「洗面所で使う」ために、無理に洗面台のそばへ置く必要はありません。時計も見たいならEcho Spot、小さな音声端末で十分ならEcho Dotという順で、置ける寸法と用途を合わせます。
追加するなら、短いタイマーと家事のリマインダー
ここからは、洗面所の使い方に合わせて足せるアイデアです。最初から全部設定せず、よく忘れる用事や朝の困りごとに合わせて一つずつ加えます。
- 出発までの残り時間:「アレクサ、10分のタイマー」で、時計を見る回数を減らす。
- 洗濯物を干すのを思い出す:洗濯終了の見込みに合わせて「30分後に洗濯物を干すとリマインドして」。洗濯機の終了を検知する機能ではないので、運転時間が変われば調整する。
- 明日の支度を先に考える:夜に翌日の天気を聞き、必要な傘や着替えを準備する。
リマインダーは、家族のいる部屋へ届く設定になっているかも一度試します。洗面所で登録して、通知が鳴るころには別の部屋にいる、という使い方では通知先が大切です。
うまく動かないときの確認順
| 困ったこと | 先に確かめること |
|---|---|
| 声を拾わない・返事が聞こえない | 水音やドライヤーが止まった状態で試し、マイクのミュート・音量・Wi-Fiを確認する |
| 買い物リストに見当たらない | アプリのAmazonアカウントと、開いているリストの名前を確認する |
| リビングへつながらない | 相手の端末名、コミュニケーション・呼びかけの許可、通信状態を確認する |
| 交通情報が聞けない | サービスの提供状況、地域・路線の対応、指定された呼び出し方を確認する |
| 「おやすみ」で一部だけ動かない | 該当の機器をアプリから単体操作し、照明の壁スイッチや赤外線の届く位置を確認する |
| BGMが洗面所で流れる・すぐ止まる | 再生先を寝室へ固定し、音楽停止の対象とアクションの順番を確認する |
洗面所に一台増やすか迷ったら、まずは乾いた場所から「買い物リストに洗濯洗剤を追加して」を試すのがおすすめです。買い忘れのメモが習慣になったら、家族への通話、夜の「おやすみ」と広げていく。筆者にとって洗面所のエコー(Echo)は、日用品の不足に気づいた瞬間と、一日の支度の区切りに使う端末になっています。
この記事で紹介したスマートホーム機器
確認した公式情報
- Amazon公式:買い物リスト・ニュース・タイマー・定型アクション
- Amazon公式:呼びかけ機能とプライバシー
- Amazon公式:Echo Dot 第5世代の安全な設置と水濡れに関する注意(英語)
- Philips Hue公式:アレクサとの連携と照明操作
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